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Sitata

H7N9鳥インフルエンザ最新情報

RSJ
Ronald St. John
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H7N9鳥インフルエンザ最新情報

2013年5月9日現在、中国では新型鳥インフルエンザH7N9の確定症例が131件報告されています。このうち、32人の患者が死亡しています。報告される新規症例数は減少傾向にあるようです。この減少は、中国当局が実施したとされる封じ込め対策による可能性があると推測されています。対策には、鳥インフルエンザウイルスへの曝露リスクが高くなる可能性のある生きた鳥を扱う市場(活禽市場)の閉鎖などが含まれます。しかし、鳥インフルエンザウイルスはヒトのウイルスと同様に季節性があることが知られており、冬から夏への移行に伴い、中国国内で流通する鳥インフルエンザウイルスが減少することも、ヒトの症例減少の一因となっている可能性があります。つまり、家禽やその他の鳥類におけるH7N9鳥インフルエンザの活動が低下しており、それに伴いヒトが曝露し、結果として感染する機会も減っているのかもしれません。もしそうであれば、気温が下がる時期にH7N9の活動が再び活発化する可能性があります。

このウイルスの感染源について現在わかっていることには、大きな変化はありません。感染した家禽や、活禽市場のような汚染された環境が、大部分(全てではありませんが)の感染源となっているようです。このウイルスによる持続的なヒトからヒトへの感染伝播の証拠は、依然として確認されていません。中国本土外での症例報告はなく、台湾で報告された1例は、中国本土に滞在中に感染したものです。世界保健機関(WHO)は渡航制限を勧告していませんが、現時点ではあらゆる活禽市場への訪問を避けることが賢明でしょう。