中国における新型鳥インフルエンザ(H7N9)の状況更新
中国における新型鳥インフルエンザ(H7N9)の状況更新
中国における新型鳥インフルエンザH7N9の感染者数は、死者20名を含む105名に達しました。入院治療を受けた患者のうち、約12名が回復しています。多くの患者が依然として重篤または危篤な状態で入院中です。今回初めて、これまで感染が確認されていた上海市、北京市、安徽省、江蘇省、河南省、浙江省以外の地域、すなわち中国東北部の山東省で新たな症例が確認されました。
人から人への感染が確実に起きている証拠は、依然としてありません。 新たな症例が発見されるたびに、その患者の個人的な接触者や家族は全員健康であることが確認されています。報告された症例の約半数がどのように感染したのかは、依然として不明です。残りの半数は何らかの形で家禽類と接触していました。しかし、数万件に及ぶ家禽類の検査結果はほぼ全て陰性です。そのため、中国および国際的な専門家による大規模な調査にもかかわらず、自然界におけるこのウイルスの所在も謎のままです。
中国への旅行者へ
世界保健機関(WHO)は、中国への渡航制限を一切発出していません。ただし、中国へ行かれる場合は、以下の点に留意してください:
- このウイルスに感染するリスクは明らかに非常に、非常に低いです。現時点で、中国の何百万人もの人々のうち、確認されている症例はわずか105件です。
- 完全に火の通った鶏肉やその他の家禽類を食べることにはリスクはありません。十分な加熱により、細菌もウイルスも死滅します。
- このウイルスの感染源が完全に解明されるまで、生きた家禽を扱う市場への訪問は控えることが賢明です。
- 一般的なインフルエンザ感染を防ぐための通常の予防策、例えば頻繁な手洗いや呼吸器疾患のある人との距離を保つことなどは、既に低いリスクをさらに低減させるでしょう。
RSJ
執筆者 Ronald St. John